例えばこんな貴金属店の事例があります。

同時期にAとBの商品を仕入れた。
Aの1個あたりの儲けは10000円。
Bの1個あたりの儲けは20000円。

Aの商品は仕入れて1ヶ月後に完売した。
Bの商品はなかなか売れなかった。
しかし33ヶ月後にその商品が廃盤になり
「もう買えなくなる」という需要で完売した。

お店は「我慢して在庫しておいた甲斐があった」と
大喜びであることが多いと思いますが、
果たして経営的に考えて本当に喜べるでしょうか?

ここで「儲け ÷ 時間」を日給で計算してみます。

A:10000円 ÷ 1ヶ月 ÷ 30日 = 日給333円
B:20000円 ÷ 33ヶ月 ÷ 30日 = 日給20円

ということで、B商品は300個くらい売っていたらやっと
「コンビニのアルバイトと同じくらい」の日給になります。
33ヶ月、バイトをやっていたほうが多分儲かります。
対してA商品は20個も売ればバイトよりはいいでしょう。

こんなことなら、B商品は早いうちに見切り価格で処分し、
そのお金でA商品や他の商品を仕入れ直した方が
はるかに日給が上がるチャンスがあります。

「いつまでたっても暮らし向きが良くならない」
という方は、売上や儲けが多い少ないだけを考えず
時速・時給というものを一度徹底的に考えてみると
大きな発見があると思います。